ことばの説明(タ行)
ことばの説明(行リスト)
た
タービン
液体や気体など流れるものを水車や風車などに吹きつけ、それによって軸(じく)を回転させて動力を得る原動機。
太陽光発電(たいようこうはつでん)
太陽電池を使い、太陽の光で発電する方法。
太陽電池(たいようでんち)
太陽の光を受けた時に「+」が集まる「P型半導体(はんどうたい)」と「-」が集まる「N型半導体」の、2種類に分けられた半導体が入っていて、2つの別れた「+」と「-」の間に電圧を生じさせる「電池」。
ダクタイル(ductile:英語)
(金属が)引きのばしやすい、という意味の形容詞。
ダクタイル鋳鉄(…ちゅうてつ)
鋳鉄(ちゅうてつ)の中の黒鉛(こくえん)の形を球に近づけることで、ねばり強くしたもの。
多自然型(たしぜんがた)
主に川の工事の時、できるだけ自然の生き物にとっての環境が残され、復元されるようにする方法。
種イモ(たねいも、種芋)
畑に植えて、新たにイモをつくるためのイモ。
旅来渡船(たびこらいとせん)
十勝川の旅来(たびこらい:右岸)と愛牛(あいうし:左岸)を往復していた渡し船。人と自転車のみを運んでいたが、国道336号の一部だった。平成4年(1992)廃止(はいし)された。
ダム
治水(ちすい)、利水(りすい)などのために、河川などをせき止める構造物。使用材料からコンクリート・ダムとフィル・ダム、構造方式から重力ダムやアーチ・ダムなどに分類される。(→ロックフィルダム)
多目的ダム(たもくてきダム)
治水(ちすい)と利水(りすい)の働きを合わせ持つダムのこと。
段丘(だんきゅう)
海岸や河岸などでみられる階段状の地形のこと。平らな部分と川や海水でけずられた急な斜面とからできている。
炭素(たんそ)
炭の主な基本成分(元素)。燃えて二酸化炭素(にさんかたんそ=CO 2)になる。人、動物、植物など生き物の体を形作るための、重要な成分。元素記号はC。
ち
地球温暖化(ちきゅうおんだんか)
ここ100年で地球の平均気温が0.7℃上がり、ここ10年の上がり方は特に大きい。二酸化炭素(にさんかたんそ)など暖まりやすいガスが原因の一つだ、という説がある。
稚魚(ちぎょ)
すべてのヒレにある条=スジの数が、成魚と同じになってから、ウロコができあがるまでの間の魚。
蓄養池(ちくようち)
サケが、卵(たまご)を産めるようになることを成熟(せいじゅく)といい、つかまえたサケが、成熟するまで生かしておくことを蓄養(ちくよう)という。その蓄養のための池。
地形図(ちけいず)
地形がどうなっているかを示す図。土地の高低を等高線・けば・陰影などによって示し、地名や集落、川、湖、道路などが記入してある。
治水(ちすい)
洪水(こうずい)から人々の生命と財産を守るため、川の整備などを行うこと
治水ダム(ちすいだむ)
下流に流す水の量を調整して、洪水(こうずい)を防ぎ、または川の状態を保つ ためのダムのこと。
水道水、工業・農業用水、発電などのためのダムは利水(りすい)ダムという。治水の働きも利水の働きもするダムを、多目的(たもくてき)ダムという。
水道水、工業・農業用水、発電などのためのダムは利水(りすい)ダムという。治水の働きも利水の働きもするダムを、多目的(たもくてき)ダムという。
鋳鉄(ちゅうてつ)
2.1~3.6パーセント程度の炭素と、ケイ素・マンガンなど若干(じゃっかん)をふくむ鉄合金。一般に溶融点(ようゆうてん=とける温度)が低く加工しやすいが、鋼(はがね)よりももろい。
直轄(ちょっかつ)
直接に管理を行うこと。この手引きでは国が管理することを指す。
沈でん(ちんでん、沈殿)
水など液体に、混ざってはいるがとけこんでいないもので、液体より重いものが、液体の底にたまること。
て
堤内(ていない)
堤防(ていぼう)から見て人の暮らす側。反対に川のある側を堤外(ていがい)と呼ぶ。堤(つつみ)で家などが囲まれていた時のなごり。
堤防(ていぼう)
川の水・湖の水の氾濫(はんらん)、海水の浸入(しんにゅう)を防ぐため河岸・湖岸・海岸にそって造られる土石・コンクリートなどの構築物。土手。堤(つつみ)。
電圧(でんあつ)
電気を流そうとする力。水で例えれば、高いところから低いところへ流す時の高さの差に当たる。差が大きいほど流す力が強くなる。単位はボルト(V)。
電流(でんりゅう)
電気器具を使う際、電気が流れる量。単位はアンペア(A)。電流(A)=電力(W)÷電圧(V)。100Wの電球を100Vで使うと1A流れる。
電力
電気が仕事をする力のこと。単位はワット(W)。
と
頭首工(とうしゅこう)
川などから農業用水や工業用水を用水路へ引きこむための施設(しせつ)。
導水路(どうすいろ)
水を導くための「道」。この手引きでは川から取った水を分けるまでの水路。
土石流(どせきりゅう)
山腹がくずれた時の土砂(どしゃ)や、谷にたまった土や石が、雨水・洪水(こうずい)などと一体となり、渓流(けいりゅう)や斜面(しゃめん)を一気に流れ下ること。
渡船(とせん)
川の両岸を往復する船。渡し船/渡し舟(わたしぶね)。
土のう(どのう・土嚢)
土を入れた袋(ふくろ)。洪水(こうずい)などの時、積んで用いる。
トラウト・サーモン
食料品店で売られている「サケの仲間」には、サケ(シロザケ)ではないものもある。例えば「トラウト・サーモン」などは、主に海外で養殖されたニジマスである。
トランス
変圧器(へんあつき)のこと。
参考
「大辞林 第二版」松村明・三省堂編修所 編、三省堂、1999
「広辞苑 第三版」新村出 編、岩波書店、1983
※ その他「川について知るために(2)」に掲載した書籍・資料・WEBページなど
「広辞苑 第三版」新村出 編、岩波書店、1983
※ その他「川について知るために(2)」に掲載した書籍・資料・WEBページなど