テレビと川をつなぐもの 3.電気はどんなところで配るの? -変電所
3.電気はどんなところで配るの? -変電所
(1) 強力な電気の電圧を下げて
電柱にも、電圧を変える変圧器がついていますが、その前に、遠くから送られてきた、もっと高い電圧の電気を低い電圧にして、行き先をふり分けて配る変電所があります。
最後の変電所には、6万6,000ボルト(あるいは3万3,000ボルト、2万2,000ボルト)の電圧がかかった電気が送られてきますが、変電所ではこれを6,600ボルトにまで下げて、配電線に送っています。
最後の変電所には、6万6,000ボルト(あるいは3万3,000ボルト、2万2,000ボルト)の電圧がかかった電気が送られてきますが、変電所ではこれを6,600ボルトにまで下げて、配電線に送っています。
(写真をクリックすると拡大します)
変電所。ここで電圧を調整して、地域に分けて配る。
注意 ! …変電所の中には絶対に入らないこと。
電圧を変える仕組み
発電所から送られる電気は、乾電池などの電気とちがって、電気の方向(プラス・マイナス)が変わりながら流れる「交流」になっています。交流は変圧器を通すことで、電圧を自由に変えることができます。
変圧器は鉄心と二つ以上の巻いた線(コイル)を持っています。
受けた電気が巻いた線(1次巻線)に入って、もう一つの巻いた線(2次巻線)にちがった電圧を発生させるという仕組みです。
発生する電圧は、この1次と2次の巻線の巻いた数のちがい(比率)によって決まります。
(→ 参照:コイルと磁石と発電のしくみ)
変圧器は鉄心と二つ以上の巻いた線(コイル)を持っています。
受けた電気が巻いた線(1次巻線)に入って、もう一つの巻いた線(2次巻線)にちがった電圧を発生させるという仕組みです。
発生する電圧は、この1次と2次の巻線の巻いた数のちがい(比率)によって決まります。
(→ 参照:コイルと磁石と発電のしくみ)
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