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水道の蛇口と川をつなぐもの 4.水はどこを通ってくるの?(2)

4.水はどこを通ってくるの?2 -地域に水を送る送水管

(1) 送水管も地下にある

 「送水管」は、水をきれいにするところ(浄水場:→ 参照)から、地域の水をためておくところ(配水池:→ 参照)まで、水道水を送るパイプです。
 中札内村の、「なかとかち浄水場」から出ている送水管には、直径1mもあるものがあります。
 こうした送水管も地面の下にうめられていて、多くの場合、道ぞいにあります。
   (写真をクリックすると拡大します)
道沿いに送水管がうめてある。
直径1mの送水管と背比べ。(参考:文部科学省平成16年度学校保健統計調査)

畑の下を通っている時も。
 

水道管は何でできている?-溝・石・木から「鋳鉄」、「ダクタイル鋳鉄」へ

 送水管、配水管といった水道管は、遠くから私たちの家まで水を届けてくれます。
 こうした水道管は、何でできているのでしょうか。

江戸時代は溝・石の管・木の管

 日本で、初めて大きな水道造りをしたのは、江戸時代の初めだといわれます。江戸(今の東京)の「神田上水」や「玉川上水」などがそれです。
 このころは、川や湖から溝や石の水路などで水を町まで流します。そして、町中では地下に木の管を通して水をためるところまで流し、そこから水をくみ上げていたようです。

明治時代から鉄の管に

 明治時代の中ごろになると、今と同じような水道が造られ始めました。このころから、水道管には、鉄が使われるようになりました。
 一口に鉄といっても、とかしやすく加工しやすいけれど、割れやすい「鋳鉄」というものや、逆に溶かしにくく加工しにくいけれど、ねばり強い「鋼」というものなどがあります。
 明治、大正のころの水道管は、加工しやすい鋳鉄で作られていました。

もっと強い鋳鉄をつくろう

 その後、何とか加工しやすくてしかもねばり強い鉄を作ろうと、工夫され続けました。
 鋳鉄に入っている「黒鉛」というものが、小さく、丸い方が強くなるので、いろいろな作り方が試されました。
 そして、だんだんとねばり強い鋳鉄が作られるようになりました。

ダクタイル鋳鉄の発明

 今、水道管に多く使われているのは、「ダクタイル鋳鉄」という鉄です。
 このダクタイル鋳鉄は、黒鉛がほとんど球の形をしているので、ねばり強い水道管ができました。
(イラストをクリックすると拡大します)
いろいろな鋳鉄の黒鉛を顕微鏡で見た時のイメージ(拡大)。
 参 考
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  • 住所:北海道帯広市西5条南8丁目
  • 電話番号:0155-24-4105

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