3.工場のでんぷん作りは? 原理は手作りと同じ
3.工場のでんぷん作りは? 原理は手作りと同じ
(1) より多く、より早く作る
工場でのでんぷん作りも、原理は手作りといっしょで、でんぷんが水より重いことを利用しています。そのため大量の水を使っています。
手作りとちがうのは、手作りでは地球の重力で、でんぷんをしずめて水と分けているのに対して、工場では遠心力を使って重力より強い力を作り出し、早くたくさんのでんぷんを取り出していることです。
注意 !! …特にでんぷん作りをしている間は、トラックの出入りが多いので、勝手に入らないこと。見学などは、事前に相談してからにしましょう。
手作りとちがうのは、手作りでは地球の重力で、でんぷんをしずめて水と分けているのに対して、工場では遠心力を使って重力より強い力を作り出し、早くたくさんのでんぷんを取り出していることです。
注意 !! …特にでんぷん作りをしている間は、トラックの出入りが多いので、勝手に入らないこと。見学などは、事前に相談してからにしましょう。
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士幌町農業協同組合でんぷん工場。
工場に来た水をろ過してきれいにする装置。
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(1) ジャガイモを洗い、皮つきのまますりつぶす
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(2) 遠心力を使ってイモの汁を分ける(イモの汁は廃水となる)
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(3) 残ったイモのカス(でんぷん入り)に大量の水をかけて、でんぷんを洗い出す
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(4) でんぷん混じりの水を遠心力で分け、少し水が残ったでんぷんを取り出す
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(5) 回転ドラムにでんぷん汁をかけ、ドラム内から真空脱水をして水気を取り、表面からけずり落とす (粉になる)
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(6) 温風でかわかす
(2) 広い地域のジャガイモから
せきから取り入れられた水は、堤防の下をくぐり、工場へ向かう用水路に入ります。
十勝には士幌町のほか、浦幌町と中札内村にでんぷん工場があり、それぞれ周りの広い地域で収かくされたジャガイモからでんぷんを作っています。
十勝には士幌町のほか、浦幌町と中札内村にでんぷん工場があり、それぞれ周りの広い地域で収かくされたジャガイモからでんぷんを作っています。
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協力・問い合わせ
士幌町農業協同組合澱粉工場 01564-5-2313