3.山に降った雨をすぐに流すな - ダムを造る(治水工事3) 2
3.山に降った雨をすぐ流すなーダムを造る(治水工事3)(2)
(3) 十勝ダムを造る
昭和48年(1973)、十勝川上流の洪水を調節するためと電気を起こすために、十勝ダムの工事が始まりました。
十勝ダムは、岩石(ロック)をたくさん使って造られた「ロックフィルダム」というダムです。
中心部には、ねん土のような水を通しにくい土を使った「コア」があり、ダムはこのコアで水をせき止めます。
その前後に、コア材がくずれないようするため砂混じりの砂利で「フィルター」をつくり、一番外側には、ダムの形を安定させるために岩や土(ロック材)を盛ります。ダムの大部分はこのロック材からできています。
十勝ダムは昭和59年(1984)に完成しました。
十勝ダムは、岩石(ロック)をたくさん使って造られた「ロックフィルダム」というダムです。
中心部には、ねん土のような水を通しにくい土を使った「コア」があり、ダムはこのコアで水をせき止めます。
その前後に、コア材がくずれないようするため砂混じりの砂利で「フィルター」をつくり、一番外側には、ダムの形を安定させるために岩や土(ロック材)を盛ります。ダムの大部分はこのロック材からできています。
十勝ダムは昭和59年(1984)に完成しました。
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(4) ダム上流に住んでいた人
こうしてできた十勝ダムは、雪解け時期や夏から秋の台風時期を中心に下流へ流す水の量を調節して、洪水を防いできました。
しかし、十勝ダムの湖ができた場所には農業などで暮らしている人々がいました。こうした人たちには、別のところに移ってもらわなければなりませんでした。
下流の暮らしを安全にするため、こうした人たちにガマンしてもらったことを、決して忘れてはなりません。
しかし、十勝ダムの湖ができた場所には農業などで暮らしている人々がいました。こうした人たちには、別のところに移ってもらわなければなりませんでした。
下流の暮らしを安全にするため、こうした人たちにガマンしてもらったことを、決して忘れてはなりません。
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