十勝川相生中島地区川づくりワークショップ|平成15年度 第3回(平成15年12月3日)
十勝川相生中島地区川づくりワークショップ
・日 時/ 平成15年12月3日(水曜日)18:30~20:45 ・場 所/ 帯広市 寿御苑 2階「鳳凰の間」 ・内 容/ 1.全体討議 2.グループ討議 「相生中島地区の治水と環境が両立した川づくり」 3.グループ発表 4.まとめ |
第3回ワークショップは、十勝沖地震や台風10号への対応で期間があいてしまったため、これまで提示されていた5つの川づくり案について再整理しました。その後、川づくりについて具体的な検討を行っていくため、投票による川づくり案の相対的評価を行いました。その結果、第2案が最も支持されていることがわかりました。そこで、グループ討議では、「相生中島地区の治水と環境が両立した川づくり」をテーマに第2案の川づくりイメージを基本として意見交換を行いました。その際、メンバーから独自の川づくり案が提出され、具体的な川づくりを考える際の参考とさせていただきました。 その後、各グループのグループリーダーから、討議された意見・提案を発表してもらいました。
投票結果
川づくり案の投票結果では、上の表のように第2案が最も支持されていました。 投票理由としては、「河畔林などの自然度 」 が最も重視されていました。 そこで、第2案に今までのWSでの意見・提案を取り入れた川づくりイメージをメンバーの方に新たに提示して、議論を進めました。
Aグループ
Aグループでは、第2案を元にした川づくりイメージに対して「掘削する幅が広すぎるのではないか、また掘削する際はもっと幅や方向を工夫して変化を持たせてはどうか」、「もう少し河畔林を残せないか」などといった意見が出されました。
Bグループ
Bグループでは、第2案を元にした川づくりイメージに対して「50年~60年の歴史のあるハルニレ林を伐採せず、必要であれば移植してはどうか」、「相生中島地区を撹乱の実験場として利用してはどうか」などといった意見が出されました。
Cグループ
Cグループでは、第2案を元にした川づくりイメージに対して「さまざまな形の池を造成することにより、できるだけ掘削するのを抑えたい」、「掘削した場所に生えてくる樹木については治水上伐採することが必要かもしれないが、自然に任せることはできないか」などといった意見が出されました。
第3回ワークショップでは、川づくり案について、具体的な意見・提案等が出されました。ファシリテー ターの北海道大学大学院の加賀屋教授からは、「自然と治水を両立させた川づくり案になるように、 細かい点についても議論を詰めていく必要があります。今後もたくさんの意見をだして川づくり案を進 化させていきましょう」とまとめていただきました。 なお、今後は相生中島地区周辺の地域にお住まいの方を対象にアンケート調査を行って、川づくりに 関する意見を伺い、その結果をWSにおいて参考にしながら意見を取りまとめていきたいと考えており ます。 |
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