十勝川相生中島地区川づくりワークショップ|平成16年度 最終回(平成16年11月17日)
十勝川相生中島地区川づくりワークショップ
・日 時/ 平成16年11月17日(水曜日)18:30~21:00 ・場 所/ 帯広市 寿御苑 「鳳凰の間」2階 ・内 容/ 1.WSの活動状況 2.アンケート調査結果報告 3.グループ討議 「相生中島地区の川づくりに向けて 」 4.グループ発表 5.ワークショップのまとめ 6.今後の予定の説明 7.懇談会 |
今回のワークショップでは、これまでのワークショップの活動を振り返るとともに、相生中島地区周辺で生活している地域住民を対象に行ったアンケート調査結果を発表しました。アンケートは、ワークショップでとりまとめられた「十勝川相生中島地区川づくり案」に対する評価や重要視される項目を把握するために実施しました。その後、今後の課題、川づくりのためのキーワードなどを議論しました。
アンケート調査結果
相生中島地区周辺の帯広市、音更町、幕別町の2,000人の地域住民を対象としました。
まず、この川づくり事業への20年間の支払意思額を尋ね、事業の価値を金額に換算したところ、1世帯当たりの年間支払意思額 1,386円となり、地域全体での20年間の総支払意思額は約20億円ということがわかりました。
また、川づくり事業を行う際に、どの部分を重要視するか尋ねたところ、岸辺部の河畔林、水路部の樹木、水路部内の池、岸辺部の道路の中では、水路部の樹木、岸辺部の道路が重要視されていました。また、いずれも、治水・活用より自然を重視していることがわかりました。
まず、この川づくり事業への20年間の支払意思額を尋ね、事業の価値を金額に換算したところ、1世帯当たりの年間支払意思額 1,386円となり、地域全体での20年間の総支払意思額は約20億円ということがわかりました。
また、川づくり事業を行う際に、どの部分を重要視するか尋ねたところ、岸辺部の河畔林、水路部の樹木、水路部内の池、岸辺部の道路の中では、水路部の樹木、岸辺部の道路が重要視されていました。また、いずれも、治水・活用より自然を重視していることがわかりました。
Aグループ
Aグループでは、『アンケート結果とワークショップでの検討内容は非常に近くて驚いた』、『道路を造成するよりも散策路程度の整備でよいというのは意外だった』などといった意見が出されました。また、『今後は流域全体を巻き込んで川づくりを考えていく体制作りが必要だ』との意見が、今後の課題とされました。
Bグループ
Bグループでは、これまで主張してきた、『撹乱システム』、『川の権利の認知』、『川の合流地点・景観』などのキーワードを再度確認しました。また、アンケート結果が検討内容と近いことから、『私達の感覚が地域住民とずれていなかったので安心した』といった意見が出されました。
Cグループ
3年間にわたり、望ましい十勝川相生中島地区川づくりについて、治水・環境・活用面を考慮しながら検討してきました。ファシリテーターの北海道大学大学院の加賀屋教授からは、『皆さん本当におつかれさまでした。この議論の中で、望ましい川づくりの方向性は固まりました。今回のようなプロセスをつくっていくことが重要で、プロセスがしっかりしていればしているほど計画もしっかりしたものになる。そういう意味で、このワークショップは数ある川づくりのワークショップの中でも先端を行くのではないか。』とまとめていただきました。
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