1.水が少ない時や多い時どうなるの? -水と作物の関係
1.水が少ない時や多い時どうなるの? -水と作物の関係
(1)作物は水がないと育たない
すべての生き物(人間も作物も)が、水を必要とします。人間の体の3分の2は水だといいます。体重30㎏の人なら、20㎏が水だということです。
作物をふくめて、植物は土の養分を根から水とともに吸い上げることで成長します。水がなければ、育つことはできません。
また、水が少ないと土がかわいて風によってふき飛ばされ、特にまだ小さい時の作物が大きなダメージを受けます。
(写真をクリックすると拡大します)
作物をふくめて、植物は土の養分を根から水とともに吸い上げることで成長します。水がなければ、育つことはできません。
また、水が少ないと土がかわいて風によってふき飛ばされ、特にまだ小さい時の作物が大きなダメージを受けます。
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(2)水が多すぎるとダメ
水も、いくらでもあればいいわけではありません。それぞれの生き物にとって、ちょうどいい水の量があります。
魚は水の中で生きていますが、人間は水中では生きられません。
植物では、水の中で育つもの、しめったところで育つもの、しめりけの少ないところに育つもの、と種類によってちがいがあります。
農作物でもちがいがあり、水田の稲は水の中に植えられることで育ちますが、多くの畑作物は、水びたしの状態が続くと死んでしまいます。
(→ 参照:稲)
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魚は水の中で生きていますが、人間は水中では生きられません。
植物では、水の中で育つもの、しめったところで育つもの、しめりけの少ないところに育つもの、と種類によってちがいがあります。
農作物でもちがいがあり、水田の稲は水の中に植えられることで育ちますが、多くの畑作物は、水びたしの状態が続くと死んでしまいます。
(→ 参照:稲)
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(3)土の中の水が多すぎてもダメ
畑の作物は、土から水や養分だけでなく、空気と熱(地熱)を取り入れています。
でも土の中に水がありすぎると、空気がなくなり、温度が低くなります。すると、作物の育ちが悪くなってしまいます。
参考:十勝ニューカントリー21研究会のページ
http://www.tokachi.co.jp/tnc21/index.htm
(ウェブページはサイト閉鎖などでご覧になれないことがあります)
(図をクリックすると拡大します)
でも土の中に水がありすぎると、空気がなくなり、温度が低くなります。すると、作物の育ちが悪くなってしまいます。
参考:十勝ニューカントリー21研究会のページ
http://www.tokachi.co.jp/tnc21/index.htm
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解説 生き物と水(いきものとみず)
水がない状態でも、成長や活動をしないことで生き続ける生き物もいる。植物のタネには、土の中で芽も根も出さないまま100年以上生き続けるものもある。また、クマムシ(体長0.15~0.5mmの小さな虫)は水がなくても体を丸めて「乾眠(かんみん)」に入り、この状態で数年間も生きることができるという。
「サントリーウォーターウェブのページ」
http://www.suntory.co.jp/water/waterweb/index.html
「保全生態学入門 遺伝子から景観まで」鷲谷いづみ・矢原徹一、文一総合出版、1996)
(ウェブページや図書は、サイト閉鎖・URL変更、絶版等によってご覧になれない場合があります)
水がない状態でも、成長や活動をしないことで生き続ける生き物もいる。植物のタネには、土の中で芽も根も出さないまま100年以上生き続けるものもある。また、クマムシ(体長0.15~0.5mmの小さな虫)は水がなくても体を丸めて「乾眠(かんみん)」に入り、この状態で数年間も生きることができるという。
「サントリーウォーターウェブのページ」
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「保全生態学入門 遺伝子から景観まで」鷲谷いづみ・矢原徹一、文一総合出版、1996)
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